[書評]のメルマガ

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[書評]のメルマガ vol.261 
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■■ [書評]のメルマガ                2006.4.20.発行
■■                              vol.261
■■  mailmagazine of book reviews         [泥水と本 号]
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■コンテンツ
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★「こんな本をセンデンしたい」/小林圭司
→紀行&書評で新境地を開拓です。

★「本の周りで右顧左眄(うこさべん)」/蕃茄山人
→禁断のギャグを連発する落語家本の紹介です。

★「あなたはこの本をしっていますか?」/畠中理恵
→地方のユニークな雑誌を紹介します。

★「ベストセラーに背を向ける」/朝日山
→今回は、本を洗面器の水につけちゃったりしています(笑)

★「どこでも読書」/オオウラウタコ
→今月はお休みの月でーす
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■「こんな本をセンデンしたい」/小林圭司
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僕にとっての仙台
『終末のフール』
伊坂幸太郎著 集英社 1470円

6年半ぶりに仙台を訪れた。
過去、仙台に行った回数は30回を越えるが、子どもの頃の家族旅行1回を除く
と、全て仕事のためだ。
今回の有休とっての訪問にしたって観光目的ではないので、正確には自分の意
思で、とは言えない(と自分では思っている)。

販売促進の部署にいたとき、最初に割り当てられた地方の担当エリアが南東
北・北関東だった。
エリア内で最大のマーケットといえば、もちろん「東北の中心」仙台。
しかし、第一印象は最悪だった。
「東北一」を鼻にかけてて、プライドが高くて、タクシーの運転手までがエラ
そうな態度を取るのだ。
隣の山形が人柄も土地柄も素朴でフレンドリーなため、ギャップも余計に大き
かった。
おかげで僕の中では「山形=大好き」「仙台=東北で最悪」という期間がしば
らく続いていた。
地元サッカークラブであるブランメル仙台(現・ベガルタ仙台)への冷淡さ
も、いかにも仙台らしいことに感じられた。

もっともその後、ゼネコン汚職で高かった鼻が折られたのか、僕自身が慣れた
のか、そもそも本当は仙台はよい所だったのか、その辺はよくわからないが、
仙台に対するネガティヴな感情は薄れていった。
市北部には仙台スタジアム(現・ユアテックスタジアム仙台)というすばらし
い専用球技場ができ、地下鉄で横を通る度に(この部分は地下鉄は地上に出て
いる)、羨ましく思った。
改名したベガルタ仙台は、すさまじい勢いでファンを獲得していた。
しかし、仙台に行くのがたのしくなってきた時期に、担当は替わってしまっ
た。

今回、高速バスで新宿から出発した。
仙台駅の手前、長町でも停車すると聞いて、思い立った。
長町のK書店の方々は元気だろうか?
よく一緒に飲みに行ったCさんや、ベガルタサポだったので会うとサッカー話
ばかりしていたIさん。
懐かしくなって突然寄ってみると、Cさんが奥から出てきてくれた。
Cさんの出身県は僕と同じなのだが、仙台が気に入って、仙台で家族も増え
て、今は頑なに異動を拒んでいる。
そういえば高校時代の友人にも大学で来てそのまま仙台に住んでいる者が一名
いるし、妻の実家のお隣さんも、仙台がいいといって引っ越していった。
別の友人も仙台への移住を現在計画中だ。

そして、千葉出身仙台在住、仙台を舞台にした小説を書き続けている伊坂幸太
郎。
最新作『終末のフール』のサイン本が並んでいた。
「サイン会のような人前に出ることはお好きじゃないみたいなんですが、い
らっしゃってサイン本はつくってくださるんですよ」とCさん。
その貴重なサイン本を買わせてもらう。
以前東京堂で買った『重力ピエロ』のサイン本は雨に濡らしてしまったが、今
度はそういうことのないようにしよう。

担当を外れてから一番ショックだったのは、伊坂幸太郎とFreeTEMPO(半沢武
志というDJのソロユニット)が仙台から出現したことだった。
彼らがもっと早く出てきていたら、僕の仙台観は最初から違っていただろうに
(2人ともサッカーファンであることは関係なく)。
今作は、地球に小惑星が衝突し人類が滅亡するまで、残された時間は3年、と
いう強引に設定された極限状況下で、仙台北部のニュータウンに住む人びとを
描く連作短篇集。
人物が各短篇をオーバーラップしていく構成の巧みさもさることながら、極限
状態においても絶対に人間を見捨てない伊坂作品の美点は、温いわけじゃなく
て、本当にすばらしい資質だ。
新作が出るたびに、もうフォローするのやめようかな、などと天の邪鬼な考え
がもたげてくるのだが、読み終えたときはいつも満足しきっている。

夜、何度も横を通り過ぎたスタジアムの中へ、初めて入った。
噂に違わぬ美しいスタジアムだった。
アウェイ席から見ると、ベガルタサポーターはバックスタンドのかなりの部分
を上から下まで真っ黄色、じゃなくてベガルタ・ゴールドに埋め尽くしてい
た。
Iさんに会えなかったのは残念だが、あの中に場所を取るためには、会社は休
んで早い時間から並ばなければならないのは道理である。

因縁の「都並ダービー」は、応援と同様、3-0と圧倒されて負けた。
隣りにいた古参のサポが「ここじゃ勝ったことないんだよ」と呟いた。
やっぱり仙台は最悪だったか。
でもいいんだ、7月にはリベンジのためにまた来るから。
(小林圭司 出版社宣伝部員 37歳 好きなジャンル:サッカーとカレー 経
林書房、本当に残念です)
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■本の周りで右顧左眄(うこさべん)   蕃茄山人
(18)呆れた人の呆れたネタ集。凄い!!
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 『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全』
(快楽亭ブラック著、洋泉社、1,700円)

 いやはやなんとも呆れた本、いや呆れたお人である。いやなに、この本の著
者、快楽亭ブラックである。知っている人にとっては思わずニヤリとする存在
だが、知らない人はまったく知らない人、であろう。「亭」がつくくらいだか
ら落語家である。
「えっ落語家? 知らないなぁ。テレビ出てる?」
 とてもとてもテレビ・ラジオに出せるようなお人じゃないのである。なにし
ろ皇室ネタ、宗教ネタをはじめとするあらゆるタブーを実名でやっちゃう人な
のだ。もちろん超・下ネタも。

では、ネタの話に入る前に著者・快楽亭ブラックについてお話ししよう。日
本生まれの日米混血の53歳。立川談志門下…だった。除名されたのだ。それも
2度目。一度目は師匠・談志の預金を勝手に下ろした罪状で。今回もやっぱり
借金トラブルで、知人友人、親戚、身内からサラ金、ヤミ金と借りまくった挙
句、弟子にカードを作らせてそのカードでサラ金から借金するというまるで鬼
のような所業が指弾された。   
 すべて競馬のせいである。腕のいい芸人だ。稼ぐ気になればいくらでも稼げ
る。プロデュース力もあるので、企画を立て芸人を集めお客を集めることもで
きる。でもそのギャラを競馬につぎ込んでしまうのだ。自分のギャラだけでな
く他人の分のギャラまで競馬につぎ込んでしまうのだ。やがては最愛の妻子に
も去られる。当然である。この人の生き様をみていると身内じゃなくてよかっ
たとつくづく思う。まったく呆れ返ったものなのである。

 よく「○○は死ななきゃ治らない」という(「○○」んはいろんな言葉が入
る)。そしたらこの人、ほんとに心筋梗塞と大動脈乖離で死にかけたのだ。発
作の現場にいた唐沢俊一の機転で九死に一生を得て、少しは反省しているかと
思いきや、今でも「飲む・打つ・買う」全開で元気一杯なのである(「買う」
はよくわからないが…)。ほんとに呆れ返ったものなのである。

前置きが長くなった。そんなの呆れた落語家の呆れたネタ集がこの本だ。
初っ端が「道具屋・松竹篇」。普通の「道具屋」は頭が少々のんびりしている
与太郎が叔父さんの指導で露天の古道具屋をやるお話だが、この「道具屋・松
竹篇」はシナリオライター志望でフリーターの与太郎が笠智衆の指導の下、道
具屋を開くと、隣で店を開くのが渥美清で、スーさんとハマちゃんが客で来る
という…。ね? 松竹でしょ?
 劇中(?)、与太郎が笠智衆に語る新作シナリオの内容がまた凄いんだ。題し
て「家なき子」ならぬ「名字なき子」。名字が無い家といえば日本に一軒しか
ない、あのご一家である。小泉改革で郵政民営化に続いて宮内庁が民営化され
て巨大宗教団体の総帥に皇室株を乗っ取られ、今は困窮の極みにあるという設
定で…、もうこれ以上は恐くて書けんわ。
終盤、与太郎の店に松竹の名作「君の名は」の春樹と真知子が訪れ、ついに邂
逅する。しかし年月は真知子を真性のM女に変えていた。それを恥じて自らを
縛っていたロープを打ち捨て逃げ去る真知子。声をかける与太郎、
「ああ、君のナワ…」
 ね?くだらないでしょ?

他には、イメクラ(イメージ・クラブ)を次々と色々なタイプの変態さんが訪
れてはイメクラ嬢を翻弄する「イメクラ五人廻し」。酒浸りの落語家・川柳川
柳(実在する酒乱の落語家)が女房に追い立てられて久々に寄席に行くと、万馬
券を拾ってその金でドンチャン騒ぎ。でも女房は夢だという…「川柳の芝浜」。
ススキノのソープランド「北海亭」には毎年大晦日になると来る3人の父子連れ
があった…という「一杯のかけそば」ならぬ「一発の…(引用自粛)」など実にくだ
らなく実にばかばかしいネタが6本収録されている。

 こういうことを53歳のいい年をした大人が考えているのが感動的だ。なんか、
言っていることが妄想盛りの中学生男子みたいなのだ。ね、あなたのクラスに
もいたでしょ? 勉強は振るわないんだけど、こと猥談になると天才的な冴え
を見せる男子が(S野君、元気か? 君のネタ、「川端康成作・レズの踊り子」
は最高だったよ)。そんな男子がそのまま大きくなっちゃったのがこの人なの
だと思う。

 ところでこの本はCD付き。CDを聴いてから読むと語り口が甦って、より
楽しめる。ふつうこういう本の付録のCDというとおざなりの物が多いのだけ
ど、これはスゴイなあ。前述の「松竹道具屋」に加え、道楽が過ぎて勘当された
若旦那が湯屋番ならぬ全日本女子プロレスのレフェリー修業をする「全女番」
という大ネタ2本を収録した68分のCDなのだ。しかも新録音。

 このCDだけでもこの値段(1700円)の価値はある。というかものすごく
お買い得だと思う。ぜひ皆さん奮ってお買い上げになって、この愛すべき呆れ
た著者と可哀想な弟子たちを助けていただきたいのである。

蕃茄山人=都内出版関係某社勤務。書評と俳句と与太噺のサイト『蕃茄庵』を
運営。   http://www5f.biglobe.ne.jp/~banka-an/
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■「あなたはこの本をしっていますか?」/畠中理恵
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『日向時間 創刊号』藤木哲朗編・日向時間舎刊

▼今年になってからポツポツ電話でお問い合わせがあった冊子『日向時間』が
ついに発行になりました。
宮崎発、フォトメッセージマガジン。ネットなどで話題になっていたようです。

▼「宮崎を愛する人、宮崎に愛する人がいる人、宮崎人から届ける心のメッ
セージ」
『日向時間』。宮崎で生きていて感じることを素直にストレートに伝えたい、
と編まれた本誌は、写真が美しい冊子です。

▼今回のテーマは「地球温暖化」。
本誌編集長であり、カメラマンである藤木氏が、2003年に訪れた南の島
「ツバル」。南太平洋に浮かぶ九つの島から成る国ツバルは、人口11,00
0人。海抜は1メートルもない土地。
温暖化による海水面上昇により高潮被害が年々深刻化するこの国のひとびとの
日常をカメラで捉え、今ある危機について語ります。
島の自然が海が美しければ美しいほど、文明化の波が見えれば見えるほど今私
たちの立っている世界が直面している危機について考えずにはいられなくなり
ます。何を選んで何を捨てるのか。何もかも、という選択はもはやできないの
だ、と気付かされます。

▼また「サーファーは何を訴え続けているのか?」では、千葉県銚子の君ヶ浜
で育ったサーファーである野口泰男氏が、美しくサーファーにとって最高のう
ねりがキャッチされたかつての浜「君ヶ浜」が、人工リーフ建設によりどんな
姿になったか、地元のひとは現在どうしているか、を手紙で語ります。
人工のリーフとは「南の島を守る珊瑚礁を模して、人工的に作られたリーフ」。
自然界の循環を著しく損ない、循環を失い朽ちてゆく海。
失う前にもう一度意識し、守ってもらいたい、今自分たちの周りの自然につい
て考えさせられ、宮崎で行われている「赤江浜人工リーフ問題」の経緯と問題
提起がされます。
台風で侵食されつづける浜を守るための人工リーフ。
しかし、このリーフにより循環が分断され、有数のアカウミガメ産卵地である
赤江浜が脅かされている現状。
何を大切にするか。何を選び、何を諦めよりそこからリスクを減らすか。
これから何度も何度も選択しなけらばならない原点が垣間見えます。
宮崎県の地域のひとの問題だけではないことを感じさせる記事です。

▼「日向時間」とは宮崎県民ならだれでも知っていることば。
「あまりいい意味に使われていない」と本誌でも触れていますが、
宮崎県内で「正確な時間の観念 のないこと」を指すそうです。
本誌の中で編者は、その「正確な時間の観念のないこと」を「祖先がもってい
たゆとり」と捉え、現代に生きる私たちの心に必要とされているものはこの
「ゆとり」ではないか、と冊子に名付けたそうです。いいことばですよね。

▼「ゆとり」をもつことは、目先に囚われず、自分を見つめられること。
この冊子を読んでいると、やさしい表現の中に強い意志を感じます。
「あなたは何を選びますか。何を大切にしますか。」
という、当たり前だけれど、かなり切羽詰った、ぎりぎりのことばが聞えてき
ます。

▼宮崎を知りたい人、宮崎を知らない人、いえ、多くの方に手にとって頁を
くっていただきたい冊子。
真摯でまじめな冊子。
読むと宮崎を感じ、そして自分の周りがどうなっているか、ほんの少しでも考
える冊子だと思います。

『日向時間 創刊号』特集/地球温暖化、サーファーは何を訴え続けているか?
季刊、以後特集予定「平和」(7月)「自然・環境」(10月)「人と文化」
(1月)藤木泰男編・A4判・68頁・税込み800円
http://www.miyazakijin.com/hyuugajikan/
畠中理恵子(神保町の看板奥様)
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■「ベストセラーに背を向ける」/朝日山
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こんな書評があってもいい……かな?

「山月記 李陵」中島敦 フロンティアニセン

ビニ本……この言葉に淫靡な懐かしさを覚える人は、三十歳以上の人に限られ
るだろう。厳重なビニール包装で、絶対に立ち読みできないようになっている
女性の裸体の写真集。つーか、そもそも立ち読みできるようなトコに売ってい
なかったw

アメリカから輸入したプレイボーイ誌ならば、ガリガリと傷を付けて見えなく
してある部分が、この写真集では撮影時にうっすらと後景の見えるスクリーン
がかぶせてあるのが定石であった……が、今回紹介するのは、そういう包装の
された本ではない。正真正銘ビニールで作られた本である。

私はやらないが、風呂で本を読む人がいるらしいのは知っている。もちろん風
呂で本など持ち込めば水に濡れたり湿気にあたったりで、本はシワシワになる。
そこで、風呂で読んでも痛まないよう、ビニールで本を作ったというわけ。ち
なみに、もう百冊以上出ているらしい。サイズは文庫本で価格は書店売りで
1050円下記のサイトからだと、送料分価格は安くなる。

書店では、塩化ビニールのしおりがついた透明のプラスチックケースに入れて
売られている。本棚に並べる時は、このまケースを使えと言うことだろう。

http://www.f2000.co.jp/water_proof/index.html

で、買ったのは中島敦の「李陵 山月記」ほかにも「名人伝」「悟浄出世」
「虎狩」が入っている。これまで三冊は李陵・山月記入り文庫を買ったのに、
また買った理由は、なぜかこの本、私はよくなくすのである(爆)青空文庫の
手になるテキストの内容の解説は不要だと思うので、今回は使い心地をいろい
ろ試してみることにする。

使われている塩化ビニルは、トランプより柔らかめで、たぶんトランプの2/3
くらいの厚さのものを使っている。背はリング式でタイトルが……なんて言う
のかね?銀色で光にかざすと色が見えるって感じのやつだ。

乾燥状態での使用は、指でめくっていけるだけでなく、1ページづつパラパラ
とめくるのも無理なくできる。触り心地も、紙と同じとは言わないが、悪いと
も言いがたい。代りに普通の文庫の紙より、文字と下地のコントラストが高い
から、見やすいとも言える。

では濡れた状態ではどうか……。まず洗面器に水を入れてドボンして引き上げ
る。指でめくっていくのは難しくない。だが、一ページづつパラパラはちよっ
と難しい。水はすぐに切れるが、ページの間にはわずかに残るからだ。ただし、
水を切って、表面が乾けば、かばんに入れても大丈夫そうだ。四月中旬の気候
で、室内にそのままほっとくと、10日ほどで水分が抜けた。

次に、赤系の色のついた入浴剤を、風呂に入れてドボン。洗面器ドボンと使い
勝手は同じ。赤色がつくかな?と思ったが、水滴程度になった入浴剤の色は、
無色といってもいいほど薄いものだとわかった。

しかし、ここで計算外が……私は目があまり良くないので、ふだんメガネをか
けている。風呂場ではメガネを外すので、字が見えない(>_<)

それでもなんとか子供をひざに乗せて「隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)
は博学才穎(さいえい)、天保の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連
ね……」とやっていると、意味わからんくせに、けっこう喜ぶ(^O^)。ビニ本
のラインナップには日本の昔話があるが、これがいち押しかも知れない。

おっと、引用にあるカッコないのふりがなは、本文についてました。

次は泥水につけてやろうかと思ったが、ベージの間に残る水分を見て断念する。
もちろん泥水につけても読めるし、洗えば泥水は落ちるが、ベージ間に挟まっ
ている水分の泥を取るのは一ベージずつやらなきゃならんとわかったからだ。

また、本にも注意書きがあるが、普通の温度の風呂に入りながら本を読むと、
のぼせてしまう。今流行の半身浴に使うのがいちばんピッタリくるのではない
かと思う。

最後に、塩化ビニール製ということで、廃棄する時にダイオキシンが心配だと
いう人は、塩ビ工業・環境協会
http://www.vec.gr.jp/
のページや「ダイオキシン」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535048223
を参考にしてほしい。要は、あまり心配はいらない。

ただ、このシリーズがヒットするのかどうかは、判断に困る。個人的には面白
い試みだと思うし、風呂など濡れる環境で本を読みたい人には、いまのところ
ベストの選択肢なのは間違いないだろう。しかし、著作権切れの作品だけでは
大きな商売にならない。

それは、フロンティアニセン社も分かっていて、さまざまな需要の開発に余念
がないが、思うにこの「新・ビニ本」短いコンテンツ、すなわち短編マンガや
詩、川柳・俳句集あたりが一番向きそうである。

そうしたコンテンツを供給できる人たちが、新・ビニ本を認めるか否かが成功
のカギを握っているような気がする……実際はどうか知らないけど。

(朝日山 烏書房付属小判鮫 好きなジャンル 何だろ? 最新刊『最強!戦
略書徹底ガイド』(ソフトバンク 1,600円税抜き)発売中!他に『農業に転
職する』(プレジデント社 1,500円)『イラスト図解 農業のしくみ』(日
本実業出版 1,500円)も好評発売中です)
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■あとがき
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>前に、お灸を始めた、とこのコーナーに書いたんですが
>はあはあ
>実は、とんでもないことが起きちゃいました
>何ですか、火だるまにでもなったんですか(笑)
>うう、ちょっとそれに近かったりして……。肩のツボにお灸するとき、T
シャツの袖をまくりあげてやってたんですが、気がつくと袖がハラハラと元に
もどって……
>火がついた??
>そうなんです……。ちょっと焦がした程度で済んだのでよかったですが、何
せボーっとしている私のこと、映画のスタントみたいに背中から炎をあげてる
人に、こりゃなりかねないな、と。
>なんか格好の良い比喩使ってますが、あなたの場合、コメディアンの芸か、
たけし軍団の熱湯風呂って感じですね(笑)
>うるしゃーい、本当のことを言うなープンプン(笑)。しかし、お灸が原因
で火事になっちゃった件数ってどれくらいあるのか、知りたくなっちゃいまし
たよ、トホホ。
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