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[書評]のメルマガ vol.624


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■■ [書評]のメルマガ                2017.02.20.発行
■■                              vol.624
■■ mailmagazine of bookreviews     [脱力感があっておしゃれ 号]
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■コンテンツ
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★「トピックス」
→ トピックス募集中です

★「音楽本専門書評 BOOK’N’ROLL」/おかじまたか佳
→ 『ブルースの女王 ベッシ―・スミス』

★「目につく本を読んでみる」/朝日山
→ 『夫のちんぽが入らない』こだま 扶桑社

★「おばちゃまの一人読書会〜中高年の本棚〜」/大友舞子
→ 『私が会ったビートルズとロックスター』星加ルミ子著

★「本の周りで右顧左眄」蕃茄山人
→ 今回はお休みです。

★【募集中】献本読者書評のコーナー
→ 献本お待ちしています!

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■トピックス
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■今回の献本読者書評のコーナー
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 この本の書評を書きたい!という皆様、詳細は巻末で!

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■音楽本専門書評「BOOK'N'ROLL」/おかじまたか佳
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#80『ブルースの女王 ベッシ―・スミス』

 前回書いた通り、今年、2017年は、ジャズのレコードが初めて録音されてか
ら、ちょうど100年と言う記念の年である。

 その歴史的録音をしたのは、オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バン
ド。Youtube で聴いてみると、実に陽気な、ザ・ディキシーという感じの演奏
だ。いまの感覚からするとやや単調だが、世界中で大ヒットして、ミリオンセ
ラーになったという。

 メンバーに黒人は一人もいない。イタリア系二人、イギリス系二人、アイル
ランド系一人の白人バンドだった。
 ちなみに、その少し前にフレディー・ケッパードという黒人ジャズメンにレ
コーディングの話があったが、彼は自分の演奏が盗まれることを恐れて拒絶し
たという。
 もし承諾していれば、史上初の栄誉は黒人のものとなっていたわけだ。

 ジャズが黒人文化と白人文化の融合と相克から生まれた音楽だとするなら、
人種にこだわる必要はないのかもしれないが、時は20世紀の初め、まだまだ人
種差別が激しかった時代である。何となく黒人ミュージシャンを応援したくな
ってしまうのも人情じゃないか。

 前回の、トニ・モリスンの『ジャズ』にも、こんなくだりがあった。「でも、
わたしは、やった。救急車を呼んだ、ってこと。でも、朝まで来なかった。わ
たし、二度も電話をかけたのに。道が凍ってるからね、って言ったけど、本当
は、黒人が呼んでるからだった。ドーカス(注:黒人の少女)は、あの女性の
ベッドのシーツからマットレスまで出血して、死んだの」

 黒人が呼んでも救急車は来ない。それが1920年代の普通の風景だったのかど
うかは知らないが、1930年代に、似たような事情で命を落としたという「伝説」
を持つ、実在の黒人歌手もいる。
 それが本書の主人公、ブルースの女王、ベッシ―・スミスだ。

 話は逸れるが、テレビの衛星放送でベッシ―・スミスの伝記映画を見たこと
がある。主演は女性ラッパーの草分け、クイーン・ラティファで、これはかな
りはまり役。で、そのレコーディングの場面が、ちょっと驚きだった。
 蓄音器のラッパ型のスピーカーがあるけれど、それの超巨大なものがスタジ
オの壁一面に据え付けられていて、てっきりモニター・スピーカーだと思って
いたら、なんとベッシ―・スミスはその前に立ち、そこに向かって歌い出した
のである。
 つまりそれはスピーカーではなく、マイクロフォンなのだった。

 ある種シュールな絵だと思った。
 壁一面を占める巨大なマイクロフォン。その前に立つブルースの女王。彼女
の横にはピアノがあり、ピアニストが伴奏している。さらに後方にはスーツを
着た数人の白人ビジネスマンが並んで立って見守っている。恐らくディレクタ
ーだったり、レコード会社の人だったり、マネージャーだったりするのだろう。
今では録音ブースとディレクターたちがいるモニター・ルームは別の部屋にな
っているが、当時はひとつだったらしい。

 ところで、マイクロフォンというのは、小型フォンという意味だろう。バス
に対してマイクロバス、コンピューターに対してマイクロコンピューター(マ
イコン、とその昔は略して持て囃されたこともあった)というように、元々あ
るものが小型化された時のネーミング作法なのだから。
 つまり、マイクロフォンの前にただの「フォン」があり、その小型版が出来
た時に初めてマイクロフォンの名前が生まれたと考えられる。

 だから、この壁一面の巨大なものは、「フォン」なのだ。実際にはなんて呼
ばれていたか知らないけど。

 しかし、マイクロバスが出来てもバスはなくならなかったが、マイクロフォ
ンが出来たらもはや「フォン」は要らなくなってしまった。だから、今ではそ
の元の言葉も失われてしまったのではないか。

 というくだらない横道は措いて、本筋に戻ろう。『ブルースの女王 ベッシ
―・スミス』だ。

 著者はイレイン・ファインスタインという、イギリスの詩人である。そのた
め原文が凝った言い回しなのだろう、翻訳はあまりよくない。本としても薄く
て、音楽界に巨大な足跡を残した「女王」の伝記としては物足りない印象を与
える。
 しかし、内容は短いながら充実しており、何よりいいのは、著者が客観的に
ベッシ―・スミスを捉え、一歩引いた目で描いているところだ。

 大きな体と、大きな声。黒人としても黒い肌。男をも殴りつける強靭な拳で、
暴力沙汰とも縁が深い。バイセクシュアルで、不倫も平気。ツアーに出ればア
ルコールに溺れる、自堕落な生活。そうした人物像を描く一方で、その巧みな
ヴォーカル表現や、優れた作詞家としての才能を讃えている。

 本書の最後を締めくくる文章に、「私たちが自分自身をありのまま認めるよ
うに、ベッシ―をそのまま受け入れ、認めるのだ。」とあるが、まさにそれを
実践したのが本書であると言える。

 ところで、先に「1930年代に、似たような事情で命を落としたという「伝説」
を持つ、実在の黒人歌手」とぼくは書いた。
 わざわざ「伝説」としたのは、実際に彼女が死に至った経過がどうだったの
か、未だに明らかにされていないからである。
 著者も、「相反する証言が、このように乱れ飛んでいる状態では、真実への
道のりは遠く、その距離は縮めにくい。」と書いている。

 確かなのは、ベッシ―・スミスが交通事故に遭ったことだ。
 そして、その八時間半後に、意識不明のまま息を引き取った。

 伝説では、この八時間半の出来事を、次のように説明する。
 事故後救急車が来たものの、ベッシ―が黒人であったために白人専門病院で
治療拒否に遭い、黒人専門病院に辿り着いた時には既に手遅れで、出血多量の
ために死んだ、と。

 当時のマスコミもこれを事実として扱い、ベッシ―・スミスは南部の人種差
別の殉教者だとする論調が支配的だった。

 確かに事故現場には、ベッシーだけではなく、巻き込まれて怪我をした白人
もいた。そして到着した救急車は、白人の方を優先して病院へ運んだらしい。

 ところが、証言を丹念に追うと、救急車は他にももう一台、すぐ後に来てい
たのである。そして二台目の方はベッシ―を乗せて現場から去って行ったので、
これが治療の遅れの原因とはならない。

 治療拒否についても、ベッシ―を手当てした黒人病院の関係者は、白人病院
に行って断られた後ではなく、「事故現場から直接この病院に運び込まれ、病
室で死亡したのだ」と証言している。

 著者も、「三〇年代に、救急車の運転手が、黒人の運転手であればなおさら
だが、ベッシ―に限らず黒人を白人病院に連れて行くことなどありえない」と
書いている。

 そして、仮に治療拒否があったとしても、次の事実がある。
 白人病院と黒人病院は、僅か1マイルしか離れていなかったのである。
 もしも白人病院に行って断られたとしても、たった1マイルの遠回りが、生
死を分かつほど致命的だったのだろうか。

 一方、事故現場から救急車を呼ぶためには、電話のあるところまで10マイル
歩かなければならなかったのも事実だ。そのために、余分な時間がかかったこ
とは認めてもいいだろう。
 また、現場には白人の医師も車で通りかかり、ベッシ―の応急手当てをして
いる。この人物が救急車を待たずに、自分の車で運んでいればよかったのだが、
どうやら自分の車を黒人の血で汚したくなかったらしい、という証言もある。
 これが事実なら、病院ではなく、白人医師の人種差別により、ベッシ―・ス
ミスは命を落としたことになり、「伝説」もあながち嘘ではないということに
なる。

 いずれにせよ、タイムマシンが発明されない限り、真相が究明されることは
ないだろう。

 さて、そんな謎の死を遂げたことよりも、われわれがベッシ―・スミスを記
憶すべきなのは、その素晴らしい音楽の魅力によってだ。
 彼女のブルースが、なぜこれほどまでに、人の心を揺さぶるのか。
 詩人でもある著者は、実に的確な一言で、その本質を突いている。

「自分の不幸を語るのではなく、聴衆の心にかれらの悲惨を気づかせる、それ
がベッシ―の力の秘密だった。」

 ここには、表現というものの真髄がある。音楽でも演技でも、それがパフォ
ーマー自身の自己表現でしかないのなら、見る者に真の感動が与えられるだろ
うか。
 人種差別激しい20世紀初頭のアメリカに生まれなくても、黒人でなくても、
女性でなくても、貧困に喘いだことがなくても、誰しもが生きる中でそれぞれ
の悲惨(ブルース)を抱えている。
 ベッシーのブルースを聴く時、ぼくらは「彼女のブルース」に同情するので
はなく、心の奥にある「自らのブルース」を呼び覚まされているのだ。

 時を超え、国を超える優れた表現というものは、常に表現者と受け手の心が
共鳴する瞬間において、初めて普遍に到達し、永遠となる。そのことを、こん
なに端的に示した言葉を、ぼくは他に知らない。

イレイン・ファインスタイン
荒このみ訳
『ブルースの女王 ベッシ―・スミス』
1989年7月20日 印刷
1989年7月30日 発行
山口書店

おかじまたか佳
素人書評家&アマチュア・ミュージシャン
インフル、やってしまいました。随分前ですが、日本の厚生労働省は製薬会社
から期限切れ寸前のワクチンを押し付けられているから、ほとんど効かないら
しい、という噂を聞いて、なあんだと思って、予防接種も受けてませんでした。
今年のは微熱が特徴だそうで、さほど高熱には苦しみませんでしたが、医者が
言うほど早くには治らず、いらいらしました。でも、人種差別もされずに病院
へ行けるのは幸せなのかもしれませんね。

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■「目につく本を読んでみる」/朝日山
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『夫のちんぽが入らない』こだま 扶桑社

 これほど衝撃的なタイトルの本はそうなかろう。もともと14年に同人誌の即
売会「文学フリマ」に出した同人誌に収録された同名タイトルの短編が大評判
をとって、大幅に加筆して出されたノンフィクションらしい。

 装幀も書店に置いた時に作品が誤解されないようギリギリのバランスを追求
した、すばらしいものだ。その上、著者がこれはダメだろうと思っていた、こ
のタイトルで出す決断をした編集者もたいしたものだ。

 ・・・同じように後書きに少なくとも私は初めて見た、新しい工夫が凝らし
てあるのだが、こればっかりは何を狙っていたのか、私にはわからなかった。
ま、それはともかく本題に入ろう。

 彼女は北海道の相当な田舎で生まれ、初めての子育てに猛烈なストレスを感
じていた母親に育てられた彼女は、母親の機嫌を伺うことが家庭での処世術だ
った。そのせいか、人とかかわることが大の苦手になっていて、地域からも浮
いていた様子。

 こんなところから脱出したいと、彼女は大学進学をもって地元から出た。行
った大学は東北の某大学。学部は教育学部だ。貧乏だったのでボロアパートを
選んで、引っ越しの荷物を解いていると、このアパートに住む、まだ見ず知ら
ずの男がやってきてカラーボックスを組み立てた。そしてそのまま「何もしな
いから」と言って一泊していく。この時は、本当に何もしなかった。

 人付き合いが大の苦手だと自覚していた彼女の心の中に突如ズカズカと入っ
てきた、しかし乱暴者ではない彼。その彼と彼女は互いに愛するようになる。
そして肉体的に結ばれようとした時、タイトルの事件が起こった。

 その後も状況は良くならず、結ばれることなく結婚。卒業して二人とも学校
教師になった。それでも当初は静かに暮していけたが、彼女が赴任した二つ目
の学校で学級崩壊が発生し、事態は急変していく・・・

 著者は、ちょっと人付き合いが苦手なだけで、頑張り屋で優しい女性のよう
だ。人に甘える、頼ることを知らないと言うか、知らずに生きて行かざるを得
なかった。しかし、人には優しい。

 自分がどれだけつらくても、どうしても人を思いやって我慢してしまう。そ
うした生き方は、彼と結婚してからも続いた。

 そして運命のいたずらによって直面せざるを得なくなった苦闘。この時助け
が呼べたらまた状況は違っていたのかも知れないが、彼女には助けを呼ぶこと
がどうしてもできなかった。1人で苦悩を抱え込み、じたばたするしかなかっ
た。

 ちんぽが入らなかったのはなぜか、結局明らかにされたわけではない。誰に
でもできると思われたことができないということ。そして人に助けを求められ
ないということが、こんなにも人を傷つけていくものなのかと思いながら読ん
だ。

 そして思うのは、近年話題になるブラック企業と言うやつ。キツイ長時間労
働で低賃金な仕事は、バブルの時代でもあった。まして他の時代にはもっとあ
った。しかし、今のようにブラック企業としてクローズアップされることはな
かった。

 それがなぜ近年になってからクローズアップされるようになってきたのか?
昔より厳しい状況におかれる人が多くなったからかもしれないが、むしろ彼女
のような、孤立し、逃げ場がなくなっていたがゆえに壊れるようになった人が
増えたからではないか?

 昔は人間関係が濃密だった。そんな人間関係の中では、同調が重視されて同
調できない人にとって生きづらかった。だからこそ都市に出て、そういう人間
関係の煩わしい世界から脱出しようとする人も多かった。

 煩わしい人間関係から都会へ脱出することは、孤独を意味した。そんな孤独
な人たちを孤独から解放することで浸透したのが創価学会や共産党、近年なら
幸福の科学だ。都会で孤独に苦しんでいては得られない「仲間」が、こうした
団体に行けば得られた。

 こうした団体には問題もあるが、会社以外の「つながり」ができた。信頼で
きる人に悩みを相談することもできただろうし、あまりにひどい職場に勤めて
いたりしたら、転職先を紹介してくれることもあっただろう。そうやってお互
いがお互いを支えるコミュニティができていた。

 それが戦後都会でこうした宗教が躍進した理由だと私が知ったのは10年以上
前に当メルマガに書評を書いた島田裕巳氏の「創価学会」であった。

 そんな昔の創価学会や共産党に代表される、職場以外のコミュニティが今は
ないと言うことなのだろう。ネットはどうなのだと思った方、実は彼女はネッ
トにも助けを求めて失敗しているのです。

 ネットの良いコミュニティに巡り合えたら、彼女もなんとか苦境を乗り越え
る糸口を見つけられたかも知れない。ただ、彼女のスキルと知識ではネットの
荒波を乗り越えることはできなかったのです。

 昔から異業種交流会など、自分の生きるのとは別世界の人と付き合う必要性
は叫ばれていたし、今はSNSという「つながる」ツールもそこそこある。

 しかし、本当に必要なのは「つながる」ことではない。

 「ちんぽ」に気を取られて読むと、とんでもなく重いものを突きつけられる。
そんな作品である。


(朝日山 烏書房付属小判鮫 マカー歴二十うん年)

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■「おばちゃまの一人読書会〜中高年の本棚〜」/大友舞子
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昔、ミーハー、今、ヲタク。ビートルズがアイドルだったあの時代。そして
追悼!藤村俊二さん『私が会ったビートルズとロックスター』星加ルミ子著
(シンコーミュージックエンターテインメント)

 過日、藤村俊二さんが亡くなりました。タレント、俳優、バーのオーナーと
いう肩書で紹介されたものが多かったのですが、おばちゃまにとっては振付師
としての印象が強い方です。

 そこで今回の本は星加ルミ子著『私が会ったビートルズとロックスター』。
星加ルミ子さんというのはまあお若い方はご存じないと思いますが、1960年代
の洋楽専門誌「ミュージック・ライフ」の編集長として有名な方でした。

 昨年はビートルズが来日して50年経ったということですが、初来日当時、洋
楽だけを扱う雑誌というのが数誌あり、その中でも一番おしゃれとされていた
のがシンコーミュージックから発売の「ミュージック・ライフ」だったのです。
(この話のどこに藤村俊二さんが登場するのかと思うかもしれませんが最後に
はご紹介しますので少しお待ちください。)

 星加ルミ子さんは今でいえばヲタク、昔はミーハーと呼ばれましたが、音楽
とか芸能に対して熱を持っている少女の代表として、洋楽雑誌のお仕事をして、
ビートルズに始めてインタビューした編集者として有名です。

 この本、最初こそ、この本ではアーティストを支えたマネジャーについて書
く予定と言って始まるのですが、脈絡なく話はあっちへ行きこっちへ飛び、で、
最終的にはまたビートルズの話になるという、読んでいて読みにくいか読みや
すいかと言われれば前者ですが、それだけに、妙な臨場感があってそそられま
す。

 よく読むとビートルズにインタビューしたのが1965年で、その音楽にハマっ
たのが1967年「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハート・クラブ・バンド」
というからそんなにパイオニアというほどでもないんですね。

 しかし、この方は「フール・オン・ザ・ヒル」のレコーディングの時にスタ
ジオにいた!というからすごい方です、やっぱり! キモノを来て東洋から来
たキュートな女の子はビートルズのメンバーの目にはどんなふうに映ったので
しょうか。

 さて、藤村俊二さんです。この星加ルミ子編集長は土曜日の午後、放送され
ていた洋楽番組「ビートポップス」にMCとして出演していました。メインM
Cがこれ昨年亡くなった大橋巨泉さん。その横でにこにこしながら洋楽のコメ
ントを言う役割で、おばちゃま、わけもなく「編集長」という仕事にあこがれ
たものです。スタジオには50人ぐらいの若者を入れてゴーゴーを踊っていると
いうもの。(ゴーゴーって)。

 で、全員で踊るコーナーがあってその振り付けをしてたのが若いころの藤村
俊二さんでした。振付師がテレビの画面に出るこれもパイオニアですね。

 振り付けを説明してみんなで躍ってみるという今となっては妙なコーナー。
土曜は学校から急いで帰ってこの番組を見たんですね。(当時、レコーダーあ
りません。土曜日に学校ガッツリ4時限ありました。おばちゃま、テレビの前
でミリアムマケバ「パタパタ」とか踊ってた。わけもわからずに(笑)。(ち
なみに今、ウイキりました。当時もちろんウイキはありません)。

 しかし、この本で星加ルミ子さんも触れているようにその後、ベトナム戦争
があり5月革命があり、ベルリンには壁が作られという時代は激しく動いてい
ました。ミリアムマケバも反アパルトヘイトで国外退去をしています(さっき
知りましたが)。

 ミーハー精神で単身、イギリスに行ってビートルズにインタビューした著者
とか、当時としてもなんか脱力感があっておしゃれで、いい時代の犇農韻辰
さ瓩感じられた藤村俊二さん。

 なんだかなつかしくて同年齢の元同僚にメールしちゃいました。東京の遊び
人だった彼はビートポップスのスタジオで躍ってたと前に言ってたっけ。メー
ルの返事には「スタジオでは小山ルミが躍ってた」とありました。小山ルミは
ハーフタレントの走りです。かわいかったんですよね。

 おばちゃまがただひたすら子どもだったあの時代。ため息ものでございます。

 藤村俊二さんのご冥福をお祈りいたします。

大友舞子(おおとも・まいこ)
昭和20年代生まれのフリー編集&ライター。関東生まれで関西在住。

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■献本読者書評のコーナー(応募要項)
----------------------------------------------------------------------

 この本の書評を書きたい!という方は、応募要項を御確認の上、ご連絡くだ
さい。

・『トシ、1日1分でいいからフクシマ英語に触れてみて。それだけできっと世
  界は変わる。』(SCICUS)
 https://www.facebook.com/scicus.jp/posts/1054815034566643

・『あれか、これか
  「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』(ダイヤモンド社)
 http://www.diamond.co.jp/book/9784478066041.html

・『最高のリーダーは何もしない』(ダイヤモンド社)
 http://www.diamond.co.jp/book/9784478068137.html

 参加ご希望の方(つまりは書評をご執筆いただく方)は、

・希望の書籍名:
・送付先ご住所・名前:
・筆名(あれば):
・書評アップ先の媒体予定:
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 をご記入の上、下記までメールください。

 表題【読者書評参加希望】
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 皆さんのご応募、お待ちしております。

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 このコーナーの仕組みはとてもカンタンです。

1)まず、出版社の皆様より、献本を募ります。冊数は何冊でもOKです。下記
 まで御自由にお送り下さい。(著者の皆様からの直接の献本はご遠慮くださ
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 〒142-0041 東京都品川区戸越5-4-3 アズ品川ビル4階
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 先着ではなく、文章執筆実績と熱意優先で選ばせていただきます。(過去に
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3)発行委員会はいただいたメールの中から、ピックアップし、献本いただいた
 本を送付します。(残念ながら提供いただいた冊数に応募数が満たない場合
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4)ちなみにここでいう書評というのは、当メルマガに掲載する記事ではありま
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 は当メルマガではないどこかリンクのできる外部に書評をアップお願いしま
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 ました。書評は500字以上でお願い致します。)

5)献本を受け取った方は、1ヵ月後のメルマガ発行日までに、どこかに書評を
 掲載し、そのURLを発行委員会に送付します。(もし、本を受け取りなが
 ら期日までに書評を書かない場合には、以降、送付は致しません。

6)ちょうど一ヵ月後のメルマガにて、書いていただいた書評のURLを紹介さ
 せていただきます。期日に間に合わない、あるいは書けないという場合、送
 料をご負担いただき、書籍を返送いただきます。

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■あとがき
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 個人的な話ですが、一時期のメールの返事をする間もないほどの忙しさがひ
と段落してきました。で、今は返事できていないメールに返事を送っている状
態です。しかし、いろいろ落ち着くのは春になりそうです。

 先日、春一番が吹いたと気象庁が発表したとか。春よ来い。早く来い。

 とか書いたら、どっかの人が権利料寄こせって来るんですかね。世知辛い世
の中ですね。(あ)

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