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[書評]のメルマガ vol.691

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■■ [書評]のメルマガ                2019.12.20.発行
■■                              vol.691
■■ mailmagazine of book reviews  [紅白を見なくなってもう久しい 号]
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■コンテンツ
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★「トピックス」
→ トピックス募集中です

★「音楽本専門書評 BOOK’N’ROLL」/おかじまたか佳
→ #113『クワタを聴け!』

★「おばちゃまの一人読書会〜中高年の本棚〜」/大友舞子
→ 『聡明な女は料理がうまい』を再読してみた

★「目につく本を読んでみる」/朝日山
→ 『「もしドラ」はなぜ売れたのか?』岩崎夏海 東洋経済新報社

★【募集中】献本読者書評のコーナー
→ 献本お待ちしています!

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■トピックス
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■今回の献本読者書評のコーナー
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 この本の書評を書きたい!という皆様、詳細は巻末で!

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■音楽本専門書評「BOOK'N'ROLL」/おかじまたか佳
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#113『クワタを聴け!』

 紅白を見なくなってもう久しいけど、ネットの記事によると、今年の出場者
にはいまひとつ面白みがないんだとか。

 紅白が歌手のステイタスであり、憧れだった時代はとうに過ぎ去り、むしろ
大晦日はカウントダウン・ライブで稼ぎ時。紅白なんかに拘束されたくないの
が事務所側の本音。そのためNHKの方が連ドラの主題歌に使ってみたり、一
人のアーティストをフューチャーする『SONGS』に出してみたりでご機嫌を取
り、やっと出てもらえるらしい。

 その点、昨年の紅白は画期的だったと言う。トリがいつものような演歌の大
御所ではなく、桑田佳祐とユーミンだったからだ。これでついに、かつてニュ
ーミュージックと呼ばれた和製ロックや和製ポップスこそが現在の国民歌謡な
のであると公式に認められた。そんな風に書いていたのは、音楽評論家のスー
ジー鈴木であった。

 今年、ご両所の紅白出場はないようだが、桑田佳祐に関しては山田洋次のま
さかの寅さん新作であの有名な主題歌を歌ったり、日本ってそんなことやって
る場合なんだっけの東京五輪でも民放共同企画の応援ソングを担当するなど、
相変わらず話題に事欠かない。

 そこで今年の締めは、『クワタを聴け!』で行く。

 これは音楽評論家、中山康樹の『〇〇を聴け!』シリーズの一環。

 元スイングジャーナル編集長の経歴に相応しく、最初は『マイルスを聴け!』
から始まったが、以降、ボブ・ディラン、ビートルズ、ジョン・レノン、ビル
・エヴァンス、ビーチ・ボーイズなど、多彩なミュージシャンの全楽曲を解説
し、採点するという力技を積み重ね、ついに桑田佳祐に辿り着いた。

 ちなみに、このシリーズにインスパイアされた、別の著者による『ももクロ
を聴け!』もこの欄で取り上げた記憶がある。

 中山康樹は2015年に亡くなったので、本書に登場するアルバムは、サザンオ
ールスターズ1978年のデビュー作『熱い胸さわぎ』から、2007年『キラー・ス
トリート』まで。またサザンに限らず、ソロや、別プロジェクトも網羅してお
り、シングルと企画盤が最後の一章にまとめられている。

 まずプロローグで、われわれは著書の、桑田に対する熱い胸さわぎならぬ、
熱い思いに触れることになる。

 子供の頃、中山少年はロックを熱心に聴くようになったが、ひと度自分の部
屋を出てお茶の間に行くと、そこはテレビから流れる演歌や歌謡曲の洪水だっ
た。そうした状況を彼は嫌悪し、「困ったものだ」と思っていたが、実は一番
困ったのは、不覚にも耳に入って来る演歌や歌謡曲に、ふっと感動してしまう
自分がいることだったと言う。

 この辺り同世代的に激しく共感する。もっとも日本のいわゆる四畳半フォー
クにも感動していた口なので、そんなに洋楽至上主義者でもなかったんだけど。

 ともあれ、これではいかん、と思っていた著者の前に現れたのが、サザンオ
ールスターズだった。テレビで歌った「勝手にシンドバッド」。それは洋楽を
崇め、邦楽を下に見ていた著者の常識を覆すシロモノだった。

 日本の伝統であるラテン歌謡のサウンドと、ロック的な激しいビート&しゃ
がれ声のヴォーカル。そこでは洋楽と邦楽が奇妙にして絶妙なバランスで混然
一体となっていたのである。

 かくして桑田佳祐に大いなる共感を抱き、その音楽を聴き込んできた中山康
樹は、何となくその方が自分の想像する人物像に近い気がするという理由で彼
を「クワタ」と表記し、解説の全曲制覇に乗り出すのである。

 のっけからデビュー曲「勝手にシンドバッド」(『熱い胸さわぎ』所収)の
評が、こう始まる。

「冒頭「ラララ〜ラララ」の天晴なまでの強引さは、いやがる彼女をラブホに
連れ込み押し倒すピンクの鼻息、その疾走感は「あれ? もう朝?」の満ち足
りた虚脱感」

 これは、「クワタが成し遂げた革新のひとつに”エロをエロと感じさせない
エロの確立”がある」と語った著者の、クワタ的歌詞世界に憑依したエロ的批
評言語の確立と言えるだろう。

 洋楽、邦楽にわたる多様な先行楽曲を自在に組み合わせる曲づくりについて
も、「クワタの場合、ありがちなパクリ批判は見当違い甚だしく、その”発見”
こそがオリジナルであるという点に注意を向けたい」と提言。

「クワタは、まず第一にヒントや他力を自力に転化させる手法を発明した音楽
界におけるお茶の水博士であり、それはコピーという次元をはるかに超越、日
本人ならではのオリジナリティとして成立している」

「クワタの全身は巨大なスポンジでできているが、たんに吸収するだけでなく
研究に研究を重ね(含むヒストリー)、しかもその対象は歌謡曲や洋楽はむろ
ん、さらに民族音楽からジャズまでと、およそクラシックを除く全ジャンル・
全方位に及び、それは音楽評論家が裸足で逃げ出すほど」

 いやもう、絶賛じゃん。

 意味不明のでたらめな歌詞についても、同様。

『NUDE MAN』所収の「来いなジャマイカ」評では「マンコ・ディレクション 
ボッキー・エレクション パイパン・セレクション」「Rolling stonesは愛き
ょうでLondon」といった歌詞や「パイパーン」「マイターイ」という囃し言葉
のでたらめさに触れ、「おそらくこの曲はいまなお「問題あり」とされ、「ふ
ざけるにもほどがある」と眉をひそめられるのだろう。だがクワタが日本の音
楽にもたらしたものとはまさしく「これ」であり、それは天才科学者お茶の水
博士の発明に匹敵する」と、再びお茶の水博士を持ち出す。

 余談だが、アトムを発明したのはお茶の水博士の親友、天馬博士だったはず。
お茶の水博士って、何を発明したんだっけ……弟のコバルトや妹のウランか?

 ま、それはさておき、こう抜き出してみると、一冊まるごと絶賛の嵐に思え
てしまうが、もちろんそうじゃない。辛口の批判もガンガン飛んで来る。

 特にサザン史の後半になるとよく出てくるのが、「セルフ・コピーの問題」。

 つまり、既存の洋楽邦楽ではなく、過去の自分の作品に似たものをつくって
しまう、という点である。

 これは以前、近田春夫も『考えるヒット』で指摘していた。いい加減、自分
で自分をコピーするのはやめなさいと誰か桑田佳祐に言ってやればいいのに、
という趣旨だった。

 だが、中山康樹はセルフ・コピー自体を否定していない。クワタはファンに
も気を配る体質であり、アルバムの中で「そろそろみんなサザンらしいサザン
が聴きたいんじゃないか」と思われるタイミングでセルフ・コピーを入れてく
るのはよしとしている。

 その反面、どうもサザンらしいサザンをクワタが無理してやっているように
感じる場合があり、そういう時に採点が辛くなるのだが、では、よいセルフ・
コピーと悪いセルフ・コピーの境界線がどこにあるかと言うと、かなり曖昧な
印象批評。簡単に言うと、著者の独断と偏見なのだ。

 でも、音楽批評において、独断と偏見をなくしたら、ちっとも面白くない。

 実は中山、本書を桑田佳祐に一度も会わないで書いている。まったくインタ
ビューをしていないのだ。ただひたすら音源そのものとだけ向き合い、自由に
妄想を膨らませ、クワタの人となりについても、ファンにも気を配る体質だと
勝手にシンドバッド、心配性の小心者とまで言い切る。

 つまり、本書に描き出されたカタカナの「クワタ」は、現実の桑田とはまた
別に存在する、中山康樹の脳内世界の人物なのだ。

 でも、実際に会ったところで、他人の真実なんかわからない。ましてたかだ
か数時間のインタビューでわかった風なことを書かれるより、ここまで作品を
聴き込み、詳細に解析される方が、ミュージシャン冥利に尽きるんじゃないか。

 この労作を片手に、改めてサザンをじっくりと聴く。そんな大晦日もいい。

中山康樹
『クワタを聴け!』
二〇〇七年二月二一日 第一刷発行
集英社新書

おかじまたか佳
素人書評家&アマチュア・ミュージシャン

先日、会社の同期数人と食事して、その時初めて今年が厄年だったと知りまし
た。でも、知らない内にもう終わりが近いなんて、何か得した気分。

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■「おばちゃまの一人読書会〜中高年の本棚〜」/大友舞子
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『聡明な女は料理がうまい』を再読してみた(文春文庫)

 この本の初版発刊日は昭和51年。おばちゃまが社会人としてうぶ声を上げた
年です。

 記憶が間違っていなければ同年に集英社から「MORE」という働く女性の
ための雑誌が華々しく創刊されました。新人としてびくびくして会議に出席し
ていたおばちゃまの隣に先輩の独身女性が座り、私の耳元で「私みたいな女の
ための雑誌ができるのよ」と囁いたことを昨日のように思い出します。

 そう、当時はキャリウーマン時代到来と言われた時代。それまで女はクリス
マスケーキと同じで25歳(日)過ぎたら価値がなくなると言われ、女子アナウ
ンサーの定年が25歳だったのに、社会が成熟したというのか、消費マーケット
を拡大しようともくろんだヤツがいたのか、「働く女性は美しい」という言葉
とともに独身を謳歌する女性たちが一斉に遊びだしたわけです。

 おばちゃま、それに約3年はノリました。3年たって「なんかちゃうかも」
と思うまで、ケッコンなんか意味ないわ、それよりも仕事をして自分で稼いで
遊ぶのよ、私は自由よ、少しも寒くないわ〜(あら?「アナと雪の女王」にな
ってる)と思ってました。

 ただね、そうは思っていても、急激にそれまで培ってきた価値観を変えるの
は難しかった。

 だって、「働く女性は美しい」といっしょに「飛んでる女」ってフレーズも
刷り込みにかかってきてて、どうもこれからは、セックスもフリーでなくては
いけないらしく、カップルは同棲しなくてはいけないらしく、「コスモポリタ
ン」(これも集英社)には、たとえば大学院生同士の同棲生活が紹介され、こ
れぞ新しい男女関係なんて書いてあったっけ。

 でも、バリバリの専業主婦に育てられて自宅通勤のおばちゃまにはそれはキ
ツい。そこまでできない、なんなら、仕事をバリバリするのさえ状況的に難し
いよお・・・・と多くの同世代が漠然と思っていたときに、出たのが「聡明な
女は料理がうまい」というアジテーションでした。

 今読むと、当時としては新しく、今のグルメやおしゃれを楽しむライフスタ
イルの原点になったのがこの本(ともう1冊が伊丹十三の「女たちよ!」)だ
と思います。

 ただ、ここそこに昭和が見えるのがおもしろく、「ある友人は最近、ぶどう
酒に凝っている」なんて書いてあります。昭和51年当時はワインとは言わなか
ったんですね。ぶどう酒ですらおしゃれだったわけです。ああ、昭和は遠くな
りにけり〜。

 この本では、料理こそ人として大事なことであるから、おしゃれな料理をさ
さっと作れるのがいいオンナだと述べています。
 「働く女性は美しい」「飛んでる女性」なんていう言葉にちょこっとした不
安を抱えていた私たちはここに食いつきましたね。
 「仕事・・・働く女性=最近流行の女性」の対極にあるのが「料理・・・従
来型の女性=流行おくれ」だとしたら、前者を取り入れるのはコワイ、でも後
者みたいなライフスタイルには絶対に(プライドが邪魔して)戻りたくないと
いう女性たちは、
「そうだ。だったら仕事もして料理もうまい女性になればいいじゃ〜ん」
とある意味、ほっとしたわけです。

 で、どうなったかというと、「仕事も料理もできる女性」という時間的に能
力的に物理的にありえないテーマを自分に課して四苦八苦、歯を食いしばるハ
メに陥ったわけです。

 仕事をして帰宅してご飯をつくってなんなら子どもを育てた女性がなんと多
かったことでしょう。この本を読むと、著者の意図とは違った解釈をして自分
を生きようとした女性たちのことを思って、なんだか胸がざわついてしまいま
す。

 女性たちの味方のようでいて、実は女性たちにさらなるテーマを与えたとい
う意味で、おばちゃま、この本を読むとほろ苦さを感じるのであります。

 そして、そのどっちもがんばる、またはどっちもがんばりたい、がんばらさ
れている状況って、だいぶ変化はしているとはいえ、基本的に40年経った今で
も変わってないんじゃないかって思うんですよね。(だって、「アナと雪の女
王」の歌詞が沁みるぐらいですから)。昔も今も、女性たちは料理も仕事も両
方してたいへんなのに、「少しも寒くないわ」と言いながら氷の山の中を歩い
ているんじゃないかなと思います。

 おばちゃまは声を大にしてツッコミたい! 

「いや、寒いやろ〜!」

大友舞子(おおとも・まいこ)
昭和20年代生まれのフリー編集&ライター。関東生まれで関西在住。
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■「目につく本を読んでみる」/朝日山
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『「もしドラ」はなぜ売れたのか?』岩崎夏海 東洋経済新報社

 今から10年前の2009年12月、通称「もしドラ」が発売された。正式タイトル
は、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読
んだら』で、300万部に達するメガヒット作になった。

 それから五年たった2014年・・・「もしドラ」がどんなきっかけ構想され、
書かれ、売れたのか?書いた本人が残しておこうとして書かれた本である。も
ともとblogの連載だったようだが、書籍化された。

 「もしドラ」は、大学でドラッカーをやっていた私から見てもとってもよく
できた作品で、それまで経営に関心がある人にしか知られていなかったドラッ
カーの名を一躍日本中に知らしめたと言ってもいいだろう。

 当時、私が「もしドラ」を知ったのは本屋の平台に積んであったのを見たの
が最初だったと記憶している。これを読んでドラッカーに関心を持つ人が増え
るだろう。ドラッカーの本も売れるに違いないと思っていたが、まさにその通
りになった。それにしても、300万部も売れるとは思わない。しかし、本が出
る前から岩崎氏は200万部売れると確信していたそうだ。その根拠は何なのだ
ろう?

 ということで読んでいく。いきなり来るのは岩崎氏が会社からクビを宣告さ
れるところ。岩崎氏はAKB48などのプロモーションで知られる秋元康氏の会社
で放送作家などをしていたが、仕事がなくなって「明日からはおれの運転手に
なれ。それができないなら辞めてもらう」と秋元氏に言われてしまう。

 自分に才能がないのはわかっていた。しかしどうすればいいのか考えること
なく馬齢を重ねてきた。本人いわく、そのツケが回ってきた。とはいえ、この
段階までに「もしドラ」の構想は立ててあった。秋元康氏から女子高生を主人
公にした映画の企画を立ててくれと言われて作ったのだが却下されていたのだ。

 で、なぜ女子高生とドラッカーという組み合わせが出てきたのかと言うと

1.「ダ・ビンチ・コード」のヒットで学問とエンタテイメントの組み合わせが
 ヒットする時代が来たと考えた。それもメガヒットする時代が来ている!
2.ゲーム、ファイナルファンタジーに夢中になった頃、ネットゲーム内の指揮
 者として組織運営ノウハウが必要となり、この時にドラッカーを読んでいた。
3.女子高生キャラは、男だけでなく女の人にも好まれる。
4.「がんばれ!ベアーズ」のストーリーが王道だろう。舞台は高校野球!

などと考えているうちに、何も知らない野球部の女子高生マネージャーが、マ
ネージャーの仕事について知ろうとして本屋に行ってドラッカーの『マネジメ
ント(エッセンシャル版)』と出会い、その通りに野球部を変えていくという
アイディアが出てきたと言う。

 しかし、却下されたのだから仕方ない。このアイディアは、しばらくハード
ディスクの肥やしになっていた。

 クビか運転手か?迫られた岩崎氏は自分の人生が失敗だった、これまで大人
としての責任や覚悟を引き受けてこなかった自分が悪いと認めて運転手を選ん
だ。「自分は虫けらだ」と自覚して自分の主張を一切せずに、人の話を聞くだ
けにした。すると、それまで全くダメだった人間関係があれよあれよと好転す
る。それで、自分がいかに子供だったか痛感した。

 自分は「大人」になりつつある。しかし、そのことに秋元氏は気が付かなか
ったため、秋元氏から独立する決心をする。独立と言っても別の会社に勤め出
したということで、尊敬する秋元氏に依存する会社員生活はやめたと言うこと
だ。

 そうこうしているうちに匿名blogを書くようになり、ある日、女子高生とド
ラッカーの小説の構想を書いてネットにアップして好評を得た。アップしてか
ら数ヶ月後。ダイヤモンド社の編集者を名乗る者からメールが来た。メールを
出したのは、言わずと知れた、もしドラの編集者、加藤貞顕氏だ。今はピース
オブケークスの創業経営者である。ドラッカー生誕100周年を前に、ダイヤモ
ンド社として何か企画をと思っていたところに岩崎氏の企画がひっかかったの
だ。

 岩崎氏は多いに喜んだが、自分には小説家として才能がないと思っていた。
小説は書きたかったが、せいぜい日曜作家レベルで書き続けられたらと思って
いた程度だった。そのため、ダイヤモンド社の本はビジネスに振った内容にす
べきだと思っていたが、ダイヤモンド社の加藤氏の考えは、小説メインで「小
説書けますか?」と提案された。

 かくて「もしドラ」制作がスタートする・・・岩崎氏はこの本は200万部売
れると確信していた。実際は300万部を越えたわけだが、ベストセラーにする
までにどんなことを考え、実行してきたのかが読みどころだ。

 いやはや、読後感は、まるで小説みたい・・・とはいえ、これは小説ではな
く現実にベストセラーを書いた人の体験記なのだから、「事実は小説より奇な
り」どころか、小説より面白い!小説として同じこと書いても、この本ほどに
は面白くはなかろう。事実だから面白さが2倍にも3倍にもなるのだ。

 「もしドラ」発売5年も経ってからの本で、全くと言っていいほど話題にな
った記憶はないが、なかなかの掘り出し物である。


(朝日山 烏書房付属小判鮫 マカー歴二十うん年)

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■献本読者書評のコーナー(応募要項)
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 この本の書評を書きたい!という方は、応募要項を御確認の上、ご連絡くだ
さい。

・渋谷昌三 著『人を傷つける話し方、 人に喜ばれる話し方』(WAC)
 http://web-wac.co.jp/book/bunko/280

・『ヒューマン ─ 私たち人類の壮大な物語』(発売:紀伊國屋書店)
 http://www.human.ac.jp/cm/president.html#book3

・『たまご社長が教える運をつくる仕事術』(三楽舎)
 http://www.sanrakusha.jp/archives/1510


 参加ご希望の方(つまりは書評をご執筆いただく方)は、

・希望の書籍名:
・送付先ご住所・名前:
・筆名(あれば):
・書評アップ先の媒体予定:
・コメント:

 をご記入の上、下記までメールください。

 表題【読者書評参加希望】
 info@shohyoumaga.net

 皆さんのご応募、お待ちしております。

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 このコーナーの仕組みはとてもカンタンです。

1)まず、出版社の皆様より、献本を募ります。冊数は何冊でもOKです。下記
 まで御自由にお送り下さい。(著者の皆様からの直接の献本はご遠慮くださ
 い。かならず出版社からの献本をお願い致します。)

 〒142-0041 東京都品川区戸越5-4-3 アズ品川ビル4階
       ビズナレッジ株式会社内 [書評]のメルマガ 献本 係

2)このメルマガ上で、その本を読んで、書評を書きたいという方を募集します。
 先着ではなく、文章執筆実績と熱意優先で選ばせていただきます。(過去に
 執筆された文章などございましたら、合わせて御連絡ください。)

3)発行委員会はいただいたメールの中から、ピックアップし、献本いただいた
 本を送付します。(残念ながら提供いただいた冊数に応募数が満たない場合
 には、60日後に古本屋に売却します。)

4)ちなみにここでいう書評というのは、当メルマガに掲載する記事ではありま
 せん。送付先御本人分のブログ、あるいはアマゾンや楽天などのオンライン
 書店でも結構ですし、ブクログなど、専用のサイトでも構いません。つまり
 は当メルマガではないどこかリンクのできる外部に書評をアップお願いしま
 す。(あまりにも短いものは書評とは呼べませんので、文字数の条件を設け
 ました。書評は500字以上でお願い致します。)

5)献本を受け取った方は、1ヵ月後のメルマガ発行日までに、どこかに書評を
 掲載し、そのURLを発行委員会に送付します。(もし、本を受け取りなが
 ら期日までに書評を書かない場合には、以降、送付は致しません。

6)ちょうど一ヵ月後のメルマガにて、書いていただいた書評のURLを紹介さ
 せていただきます。期日に間に合わない、あるいは書けないという場合、送
 料をご負担いただき、書籍を返送いただきます。

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■あとがき
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 さて、2019年最後の発行です。

 今年もお世話になりました。

 2020年はどんな年になりますでしょうかね?(あ)

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