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[書評]のメルマガ vol.703

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■■ [書評]のメルマガ                2020.06.20.発行
■■                              vol.703
■■ mailmagazine of book reviews       [愛し合ってるか〜い 号]
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■コンテンツ
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★「トピックス」
→ トピックス募集中です

★「音楽本専門書評 BOOK’N’ROLL」/おかじまたか佳
→ #119『十年ゴム消し』

★「目につく本を読んでみる」/朝日山
→ 『熱源』川越宗一 文芸春秋

★「おばちゃまの一人読書会〜中高年の本棚〜」/大友舞子
→ 『現代アートを買おう!』(宮津大輔・著 集英社新書)

★【募集中】献本読者書評のコーナー
→ 献本お待ちしています!

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■トピックス
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■今回の献本読者書評のコーナー
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 この本の書評を書きたい!という皆様、詳細は巻末で!

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■音楽本専門書評「BOOK'N'ROLL」/おかじまたか佳
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#119『十年ゴム消し』

 みんな〜、愛し合ってるか〜い?

 今回は忌野清志郎の文体(話体?)模写でお届けするぜ。
 だってこの『十年ゴム消し』は、清志郎の本なんだからな。

 あいつがRCサクセションでデビューしたものの、ろくに仕事もなく、国立
のアパートでただただ暇を持て余していた時期。当てもなく書き散らした詩や
ら日記やらのノートを、そのまま編集もせずに本にしたっていう、いい加減な
シロモノさ。

 ヒマだった裏っかわには、何だかどろどろした事情があるらしいけど、俺は
よく知らねぇし、まあ、ここでは関係ねぇ。
 それよりも、その結果、ほぼ引きこもり状態になった清志郎の鬱屈が綴った
言葉たちが、コロナ・ファッキン・ヴァイルスのせいで、緊急事態制限の外出
自粛のという憂鬱な日々にシンクロして、ぐさぐさ刺さるってことを言いてぇ
のさ。
 これはこれで、清志郎という類稀れなブルースマンが創った、ひとつのブル
ースなのさ。

 例えば、こんな詩がある。

  一日二十四時間を
  眠って
  食べて
  ピアノを弾いて
  ギターをかかえて
  字を書いて
  ほとんどそれで
  おしまいだ。

 おお! まるで俺のいまの生活じゃねぇか! ピアノ以外はな。
 
 けど、この詩で清志郎は、そういう日々を決して嫌がってはいないのだ。
 嫌悪を表明はしないのだ。
 だから最後は、こうだ。

  ぼくの部屋の中には
  歌が
  とび散っているから
  満たされた毎日を
  ぼくは この中だけで
  暮したい。

 こんな日もあった。

  今日は一日
  本を読んで暮した
  とても冷える日だった

 これが記されたのは、六月一日だ。
 六月に、そんな冷えたのか?
 そういや、今年の五月も天候不順で、ゴールデン・ウイークが明けってのに
、まだうすら寒い日があった。一方で七月並みの夏日があったりもしたが、清
志郎が引きこもったこの時も、やっぱり天気までブルースだったのだろうか。
 あるいは、この一行には清志郎の心の寒さが映り込んでいるのかも知れない。

 と言うのも、こうした日々を嫌悪していない、と書いたが、それ以外の詩に
は、やっぱそんな訳ねぇよなって言葉がたくさんあるからだ。

 例えば、

  このあいだ 二、三日の間
  外にも出ずに
  本を読んだり 日記をつけたり
  歌を作ったりして過ごしたら
  少し 頭がおかしくなりました。

  電車に乗ったのです
  新宿駅のかがみで
  ぼくを見ると
  その目つきにびっくりしました。
  一人で 何日も 放置されてることは
  大変 キケンなことだと
  つくづく思いました、

 あるいは、

  別に意味もなく
  わけもなく
  ひとを恨んで暮しています。

  黒メガネをして
  かくしていますが
  ものすごい にくしみの目で
  にらみつけています。
  すぐにこれらの恨みつらみを
  ぼっ起させます。

 歌を作って満ち足りてたんじゃねぇのかって?
 そりゃあ、そういう日もあったろう。
 けど、こんな気持ちになる日だってある。

「ぼくはなぜ、これ以上まだ歌を作ろうとするんだろう? なぜ、そんな必要
があるんだろう? 作曲家でもないのに。
 こんな事じゃだめだ。いつまでも同じなんだ。
 スタジオが自由に使えたら、いいんだが。気に入ってる曲を全部レコーディ
ングしたら、もう、曲なんか作らないだろう。
 そして、何も思い残すことはないんだ。あのやっかいな、コンサートになん
か、もう出なくていいんだ。
 この仔猫と遊んでいられたら、幸せだろうな。梅毒なんかに脳をやられて。」
(七月十一日(木))

 創造は、心を癒す時もあるけど、虚しい気分に落ち込ませる時もある。
 こんなもん創って、何の意味があるんだって思ったりする。
 それは、余計なことをいろいろ考えてしまうからだ。
 考えてしまうってのは、人間の、本当にいいところでもあり、本当に苦しい
ところでもある。
 だから、梅毒なんかに脳をやられたいって思うのさ。
 考えることを止められれば、どんなに楽だろうってことさ。
 俺も時々そう思うから、よくわかる。

 そんな清志郎の毎日に、二人の女性がいる。
 一人は「みかん」。彼女の名前は名曲『スローバラード』の共作者としてク
レジットされているから、市営グランドの駐車場で二人毛布にくるまってカー
ラジオから流れるスローバラードを聴いたあの子なのかも知れない。
 もう一人は「こけし」。断片的な記述からははっきりしないが、この本の清
志郎は大体、彼女と付き合っているようだ。
 清志郎のささくれを受け止めながら、彼女たちもこの本の日々を暮している。

 暮す、という言葉が、ほんとによく出て来るんだぜ。
 でも、それは当たり前だ。
 アーティストは生活感がないなんて、思ってねぇだろうな?
 ブルースは生活だ。人生だ。暮しなんだ。だから、ブルース・マンである清
志郎が「暮し」を語るのは当たり前なんだ。

 そんな鬱屈した「暮し」は、結局百二十日で終わったらしい。
 こんな詩がある。

  のり切らねば ならなかった
  百二十日もの間、
  待っていて その間
  きっと 何の進展も これといってなくて
  ただ そのことに
  とらわれながら
  待っているのでは
  他には 大した進展は
  見られなかっただろう。

  ただ のり切らねば
  ならなかったので
  ぼくらは のり切った。

 まるで、緊急事態宣言解除までのことを書いているようだぜ。目に見えない
ウイルスにやられて萎縮したブルーな生活を、ウイルスに囚われながらじっと
待っていて、そうして一旦は乗り切ったんだが、でも大して進展は見られなか
った。ただ乗り切らなきゃいけないから乗り切っただけだ。

 乗り切ったけど、進展は見られなかったということが、具体的にどういう状
況なのか、この本からはわからない。
 この詩の後の文章を読んでも、あまり乗り切った感じはしない。
 相変わらず清志郎は、鬱屈したり、歌を作ったりしている。
 こけしにピアニカを吹かせて一緒に歌を作ることもあり、その時の清志郎は
楽しそうだ。
 ああ、やっぱり、何かを創るしかないのかな。
 虚しくなっても、一人で、二人で、何かを創ることが、暮していくことなの
かな。

 その内に、こんな風に思える日もある。
「きのうは、本当にいい、お休みだった。」(七月十六日(火))
 清志郎はこけしと、国立の街をぶらつく。
「大学通りの牛乳屋の前のベンチにしばらくすわっていた。あの辺は、とても
不思議な場所で、今日もさっかくにおちいりそうになった。
(あの辺は、時々、まったくちがう場所になってしまう。国立駅もそうだ。上
りが下りで、下りが上りになって、北口と南口がさかさまになると、とても、
みりょく的な街になる。そんな日は、ぼくは南口におりて、まごつきながら、
坂のあたりでやっと北口をとりもどした。――そんなさっかくにおちいりそう
になった。もう少し、十メートルほど歩けば、おちいれたかもしれない。する
と、とてもいいけしきなんだ。童話のさし絵で見たような街になる。)

 学生の頃、バンド仲間がみんな国立にいたから、俺もあの街にはよく行った
ぜ。
 清志郎はその頃、もう国立にはいなかっただろう。見かけたことはなかった。
 ただ、チャーが、まだちっちゃいジェシーと奥さんらしき女性と、いかにも
当時のニュー・ファミリーな感じで、駅前のロータリーを散歩していたのを見
かけただけだ。

 清志郎が国立にいなかったのは、RCが売れたからだ。
 スターになった清志郎は、でも、この本の頃、まだ自分がスターになること
を知らない。
 明日が見えないこと。それが人間の根源的なブルースだ。
 そしていま、俺たちも明日が見えない。
 いろんなやつがアフター・コロナを語っているが、いろんなやつがいろんな
ことを言っているそのことが、誰にも何にもわかっちゃいねぇってことの証さ。

 それでも、結局俺たちは、「暮し」ていく他、ねぇんだけどな。

 清志郎はあとがきに書いている。
「こいつは、俺が、十年以上も前に書いたノートだ。みんなに見せびらかしな
がら、そのうち本にでもして出版するんだと言いふらしながら、二、三カ月で
書いたものだ。当時、たくさんの友達がこれを読んで、あきれたものさ。泣い
た女もいたぜ。自分の名前を入れて欲しいと思う奴もいたかも知れない。
 しかしあの頃はほんとに、ヒマだったんだな。こんなにたくさん字を書くな
んて、ほんとにやる事がなかったんだと思うよ。
 でも、それも今じゃみんなチョー消しさ。十年や二十年なんて、ゴム消しさ。」
(encore)

 コロナが完全に解決するまで、五年かかるとか、十年かかるとか言っている。
 けど、そんな五年も、十年も、ゴム消しさ。


忌野清志郎
『十年ゴム消し』
二〇〇〇年二月二五日 初版印刷
二〇〇〇年三月三日 初版発行
河出文庫

おかじまたか佳
素人書評家&アマチュア・ミュージシャン
緊急事態が解除になって、国は「新しい日常」と言いました。経済のためには
「日常」に戻ってお金使ってほしいけど、その結果感染爆発したら責任問題に
なるから、「これまで通りの日常が戻る」とは間違っても言えない。いろんな
やつがいろんなことを言い、収拾つかなくなってどうしようどうしましょうで
三日三晩徹夜。侃侃諤諤の末やっとこ生み出された官僚的作文が「新しい日常」。
なんじゃないかな。作文と言えば、カルチャースクールで作文を教えてますが、
3月以来休講になっており、それが7月、再開するかも知れません。でも、マ
スク着用とかいろいろ新ルールがあって、まさに「新しい日常」って、あれ、
案外これ、言い得てるぞ。

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■「目につく本を読んでみる」/朝日山
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『熱源』川越宗一 文芸春秋

 第162回直木賞受賞作。所用で2月に大阪駅横のグランフロント大阪に行っ
た時に寄った紀伊国屋で山積みになっていたサイン本を買って、4ヶ月後の今
読んだ。暑くなると寒いところが舞台になる小説を読みたくなるというのは、
字数稼ぎの冗談である。
    
 で、この作品、小説としても大変面白いが、それ以上に勉強になる。明治時
代にアイヌが日本やロシアからどんな扱いをされていたか。樺太にポーランド
独立の英雄(にして独裁者)の兄貴がいてアイヌ研究に大きな役割を果たすと
同時に、ポーランド独立運動の工作員まがいのことをしていたとか、この作品
を読んで初めて知った。

 アレクサンドル・イリイチ・ウリヤノフ(レーニンの兄)や金田一京助、大
隈重信、白瀬矗など実際にいた人がたくさん出てくるので、ノンフィクション
ノベルかと見まがうが、おそらくは史実を押さえた上で作者の想像力でーを駆
使して書かれているのだろう。

 序章に出てくるのは、第二次大戦末期、レニングラード出身の女伍長アレク
サンドラ・ヤーコヴレヴナ・クルニコワが極東戦線に派遣されたところから始
まる。レニングラード大学で民族学を学んでいたクルニコワはドイツ軍に包囲
されたレニングラードで戦線に赴いた恋人を亡くした。

 軍に志願し、ナチスドイツと追いつめベルリンにやってきた時、ドイツ女を
強姦していた政治将校を射殺した廉で極東戦線に飛ばされてきた。クルニコワ
は、戦うことしか知らない女になっていた。そんな伍長は、かつて大学で聞い
たことのある樺太の五弦琴の音楽を思い出していた。録音していたのはブロニ
スラフ・ピルスドスキー。当時のポーランドの指導者にして独裁者と同じ姓の
民族学者だった・・・。

 そこから話は60年ほどさかのぼり、ブロニスラフ・ピルスドスキー(ブロニ
スワフ・ピウスツキ)と樺太に住むことになったアイヌの3人、ヤヨマネフク、
シシラトカ、千徳太郎治(アイヌと日本人の混血で後にアイヌ最初の著作者と
なる)の物語に移る。もっともメインはブロニスラフとヤヨマネフクになる。

 ポーランド(と言うよりリトアニア)の人で、ロシアからの独立運動に燃え
ていたブロニスラフは1887年、皇帝暗殺に与した罪で樺太流刑になり、絶望的
な日々を送っていた。しかし、樺太にいたギリヤーク(民族名)と出会い、そ
の生き様に感銘を受けて彼らの研究を始める。

 この研究が植民地開拓のノウハウとして欧州で関心が高まっていた民族学界
隈に認められて、ブロニスラフは反皇帝の政治犯にして民族学者として知られ
るようになる。同時に、ギリヤークをはじめとした先住民族を文明から取り残
された劣等民族として教化の対象にしているのに反発し、ロシア語を教えよう
としたり、ギリヤークの俊英インディンを留学させるなどしていた。

 対するヤヨマネフクは元々樺太生まれだが養父に連れられて北海道の石狩郡
対雁(現当別町)に移住していた。同地のアイヌの統領であるチコピローにも
かわいがられていたが、アイヌ差別の現場にもいた。先進国の我々が未開の民
族を教科指導するとする差別である。

 西郷隆盛の弟、西郷従道が視察に来た時の歓迎会もアイヌ差別の現場だった。
ここでヤヨマネフクは突っ張ったことで、アイヌ随一の美女で五弦琴の名手キ
サラスイを娶ることになるが、コレラでキサラスイを亡くしてしまう。

 キサラスイも樺太の出身で、「帰りたい」と言っていた・・・ヤヨマネフク
は五弦琴とキサラスイの遺した息子と共に樺太に戻った。

 樺太に集った彼らは、民族差別にあらがうために学校を作ろうとする。ロシ
アや日本に対抗するには知識が必要なのだ。しかし学校建設のためのカネ集め
は苦難の連続だったが、なんとか開校のめどがついた。

 ブロニスラフの元には、弟からの伝言を預かってきたヴァツア・コヴァスル
キがやってきてポーランド独立闘争のために早く戻ってきてくれとせかす。

 そんな中に起こった日露戦争は、再び彼らの運命を変えていく・・・最後は
序章に出てくるクルニコワ伍長が決着をつける。個人的には、ここで出てくる
小数民族オロッコ出身の源田一等兵と日本人嵯峨少尉の最後の戦いに涙した。

 それにしてもゴールデンカムイといい、この小説といい、近年アイヌを舞台
にした作品が出てくる理由はよくわからないが、こうしたあまり知られていな
い舞台を描く小説が増えてくると、勉強にもなってうれしい。

 書く方は、調べモノに苦労することになるので地獄かもしれないけどw

(朝日山 烏書房付属小判鮫 マカー歴二十うん年)

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■「おばちゃまの一人読書会〜中高年の本棚〜」/大友舞子
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サラリーマンが現代アートのコレクターになる話
『現代アートを買おう!』
(宮津大輔・著 集英社新書)

 お国から一律10万円がいただけると聞いて、「何に使おうかな」とあれこれ
考えたけれど、結局、日々の暮らしの費えに紛れて終わりになりそうな労働者
諸君!(「男はつらいよ」より)でも、一瞬でも10万円でも、思わぬ収入の使
い途を考えるのは楽しいですね。

 おばちゃま、もし大金持ちなら何にお金を使うだろうと空想することがとき
どきありました。若い芸術家のパトロンになるとか、稀覯本のコレクターにな
る・・・というのがこれまでのプランでございました。

 ところが、大金持ちではないのに、現代アートのコレクターとしてその分野
で名を知られるようになった人がいて、その顛末を書いた本がこれ、「現代ア
ートを買おう!」でございます。

 著者は普通のサラリーマンです。(とは言っても文中から察するになかなか
いいお給料をもらっている感じではありました)。

 それがアンディ・ウオーホールとの出会いによって現代アートに目覚めます。
大学生のときに草間彌生作品のとりこになり、社会人になってからとうとうギ
ャラリーに行き、作品を購入します。A4サイズの白地に黒いドットのドロー
イングで約50万円。これをボーナス2回払いでやっとの思いで購入します。こ
の最初のドキドキ感は読んでいてとても素敵で、天からのメッセージみたいな
ものがこの人に降りかかったんだなと感じさせられて読んでるこちらもテンシ
ョンが高まります。

(でも1953年の草間彌生作品ですから、今だったら50万円ではとてもとても・
・・・ですよね。いや、やらしい話)。

 これをきっかけに、現代アートコレクターとしての活動が始まるのですが、
家族のいるリーマンの身、金額には限度があります。しかし、どうしても欲し
いという欲望には勝てず、結局、妻や母や祖母に無心して購入するんですね。
特に、著者の祖母という方はいわゆるお金をお持ちの好事家のようで、かわい
い孫のために資金を用立ててくださいます。いいな、いいな。

 著者は素人のコレクターとして徐々に活動を広げていき、海外の有名コレク
ターの家でのパーティに招かれるようになるのですが、ここぞというときには
コム・デ・ギャルソンのジャケットに日本の若手デザイナーのシャツやパンツ
(予算のないときはユニクロ)というコーデ、または父の形見の和服で参加す
るそう。

「素敵なジャケットね。それはコムデギャルソン?」と必ず数人に話しかけら
れるそう。「コム・デ・ギャルソン・オム・プリュスの服は和服と同様の効果
を持っている」と著者は言います。

 なんだかギャルソンの服が欲しくなってしまいました。

 あと、子供用の絞りの帯揚げをマフラーにしていって、帰国後に、ほめても
らったアーティストやギャラリー・オーナーに鳩居堂または榛原の千代紙の文
箱に入れてサンクスレターとともに送るといいます。こういうとこもとても素
敵! 

 著者はしまいには現代アートを収納するためのアーティスティックな家を建
てるまでになるのですが、ほんとうらやましい。
 私には、「ああ、私はこんな人になりたかったけれどなれなかったんだな」
と思う人が数人います。そのリストに宮津大輔という人が加わったようです。

 憧れとともに人は生きる。憧れをもって生きることはとても素敵と思わせて
くれた一冊でした。興味がある方は本の最後に現代アートのギャラリーがリス
トアップされているのでぜひ!

 現代アートは大好きですが、エナジー、時間、力量などなど、いろんなもの
が足りないおばちゃまは、数年前に青森の美術館のミュージアムショップで購
入した奈良美智の貯金箱を毎日眺める、身の丈に合った愛好度で楽しもうと思
います。


大友舞子(おおとも・まいこ)
昭和20年代生まれのフリー編集&ライター。関東生まれで関西在住。

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■献本読者書評のコーナー(応募要項)
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 この本の書評を書きたい!という方は、応募要項を御確認の上、ご連絡くだ
さい。

・渋谷昌三 著『人を傷つける話し方、 人に喜ばれる話し方』(WAC)
 http://web-wac.co.jp/book/bunko/280

・『ヒューマン ─ 私たち人類の壮大な物語』(発売:紀伊國屋書店)
 http://www.human.ac.jp/cm/president.html#book3

・『たまご社長が教える運をつくる仕事術』(三楽舎)
 http://www.sanrakusha.jp/archives/1510


 参加ご希望の方(つまりは書評をご執筆いただく方)は、

・希望の書籍名:
・送付先ご住所・名前:
・筆名(あれば):
・書評アップ先の媒体予定:
・コメント:

 をご記入の上、下記までメールください。

 表題【読者書評参加希望】
 info@shohyoumaga.net

 皆さんのご応募、お待ちしております。

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 このコーナーの仕組みはとてもカンタンです。

1)まず、出版社の皆様より、献本を募ります。冊数は何冊でもOKです。下記
 まで御自由にお送り下さい。(著者の皆様からの直接の献本はご遠慮くださ
 い。かならず出版社からの献本をお願い致します。)

 〒142-0041 東京都品川区戸越5-4-3 アズ品川ビル4階
       ビズナレッジ株式会社内 [書評]のメルマガ 献本 係

2)このメルマガ上で、その本を読んで、書評を書きたいという方を募集します。
 先着ではなく、文章執筆実績と熱意優先で選ばせていただきます。(過去に
 執筆された文章などございましたら、合わせて御連絡ください。)

3)発行委員会はいただいたメールの中から、ピックアップし、献本いただいた
 本を送付します。(残念ながら提供いただいた冊数に応募数が満たない場合
 には、60日後に古本屋に売却します。)

4)ちなみにここでいう書評というのは、当メルマガに掲載する記事ではありま
 せん。送付先御本人分のブログ、あるいはアマゾンや楽天などのオンライン
 書店でも結構ですし、ブクログなど、専用のサイトでも構いません。つまり
 は当メルマガではないどこかリンクのできる外部に書評をアップお願いしま
 す。(あまりにも短いものは書評とは呼べませんので、文字数の条件を設け
 ました。書評は500字以上でお願い致します。)

5)献本を受け取った方は、1ヵ月後のメルマガ発行日までに、どこかに書評を
 掲載し、そのURLを発行委員会に送付します。(もし、本を受け取りなが
 ら期日までに書評を書かない場合には、以降、送付は致しません。

6)ちょうど一ヵ月後のメルマガにて、書いていただいた書評のURLを紹介さ
 せていただきます。期日に間に合わない、あるいは書けないという場合、送
 料をご負担いただき、書籍を返送いただきます。

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■あとがき
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 良いことだとは思うのですが、ある有名なNGOから玄関にポスティングがあり、
最大10万円で途上国の人がこれだけ救える、と寄付の呼びかけがありました。

 良いことだとは思うのですが、なんだかな、という気がしました。

 今回は、良いことなので良いですが、悪いことを考えている人も動き出して
居そうですね。気をつけましょう。(あ)

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